
在宅勤務も増えてきて、会社のPCを自宅で使って仕事をする人も増えてきました。
会社のPCってセキュリティが厳しいから、一定時間操作しないとスリープモードになっちゃうんですよね…。
普通はマウスを動かしたり、キーボードのボタンを押せばすぐ解除されるのですが、なぜか解除できない!
えっ、うそ!なんで!?
ヤバい仕事できないやばいやばいヤバい・・・
この記事を見てるってことは、こんな状態になっているのではありませんか?
大丈夫です!
ここで書いてあることを一個ずつ確認していけば、スリープはいずれ解除できます^^
ここでは、PCでスリープが解除されない原因とその解除設定、それからスリープ自体しないようにする設定方法もご紹介しております。
- PCでスリープを解除する方法
- PCのスリープを無効にする設定方法
- PCをスリープさせないツール
PCでスリープを解除する方法
PCのスリープが解除できない場合、まずは以下のことを試してみて下さい!
- マウス・キーボード操作を行う
- 電源ボタンを押す
- 外部接続の周辺機器を取りはずしてみる
- 再起動する
マウス・キーボード操作を行う
まず真っ先に試してほしいのは、マウスを動かしたりボタンをクリックしてみることです。
若しくはキーボードのキーをどれでもいいので入力してみること!
通常のスリープ状態であれば、どちらかの操作をすれば復帰するはずです。
ちょっと動かしただけでは判定されない場合もあるので、何回か連続で試してみると良いでしょう。
電源ボタンを押す
次に試して欲しいのは、電源ボタンです。
長押しするとシャットダウンされて、途中までのデータが失われてしまうので、短く1度押してみて下さい。
これで復帰することがあります。
外部接続の周辺機器を取りはずしてみる
パソコンに取り付けている外部の周辺機器がスリープ解除を妨げている可能性もあります。
ほとんどの場合USB接続機器が原因となっているので、一旦USB接続機器を取りはずしてから、マウス・キーボード・電源ボタンを試してみて下さい。
または、外部機器として、プリンター(有線)やDVD/ブルーレイなどがあれば、そちらも取り外し・若しくは取り出してから試してみると良いかもしれません。
再起動する
マウス・キーボード操作や、電源ボタン、外部聞き取り外しを試してみても解除されない場合は、最終手段として強制終了して再起動するしかありません。
電源ボタンを、パソコンの電源が切れるまで長押ししてシャットダウンしましょう。
再度電源ボタンを押して起動すればOKです。
ただし、再起動しても正常に立ち上がらない場合は、再度シャットダウンして、以下のことを試してみて下さい。
再起動できない場合のノートPCの対処法
- 電源ケーブルをPC・およびコンセントから抜きます
- PC本体裏面のカバーを外してバッテリを取りはずす
- 90秒以上放置してからバッテリ・電源ケーブルを取り付け直して電源を入れる
再起動できない場合のデスクトップPCの対処法
- 電源ケーブルをPC・およびコンセントから抜きます
- 90秒以上放置してから電源ケーブルを取り付け直して電源を入れる
ドライバを更新する
これはスリープ解除後にしかできませんが、再起動でしか対処できないような状態が2回以上起きた場合は、ドライバ更新することをオススメします。
ドライバが更新されていないと問題となる場合があるので、最新バージョンに更新して改善するかどうか確認してみましょう。
ドライバ更新手順の方法は、
- 画面左下のWindowsロゴマーク(スタートメニュー)を右クリック
- デバイスマネージャーをクリック
- 一覧から「ディスプレイアダプター」で右クリックし「ドライバーの更新」をクリック
- ドライバーの更新画面で「ドライバーを自動的に検索」を選択
- 「ドライバーが正常に更新されました」と表示されたら「閉じる」をクリックして完了
<以下画像付きの詳しい手順です>
1.画面左下のWindowsロゴマーク(スタートメニュー)を右クリックします
3.一覧から「ディスプレイアダプター」の左にある” 〉“をクリックして、出てきたアダプター名を右クリック「ドライバーの更新」をクリック
4.ドライバーの更新画面が出てくるので、「ドライバーを自動的に検索」を選択する
5.インストールが始まり、「ドライバーが正常に更新されました」と表示されたら「閉じる」をクリックして完了です
Windows Updateを実施
ドライバ更新の他にも、Windows Updateを行うことで改善される場合があります。
「Windows Update」の手順も以下に紹介します。
- 画面左下のWindowsロゴをクリック
- 設定ボタン⚙をクリック
- 「更新とセキュリティ」をクリック
- 「Windows Update」をクリックし「更新プログラムのチェック」をクリック
<以下に詳しい手順を記載>
1.画面左下のWindowsロゴをクリック
2.設定ボタン⚙をクリック
3.「更新とセキュリティ」をクリック
4.「Windows Update」をクリックし「更新プログラムのチェック」をクリック
PCのスリープを無効にする設定方法
そもそもPCを使っている最中に勝手にスリープにならないで欲しい!
という人も絶対いますよね?
ここからはスリープ状態にならないようにする設定方法を紹介していきたいと思います!
- 電源オプションで設定
- コントロールパネルで設定
電源オプションで設定
電源オプションから設定する方法は以下の通りです。
- 画面左下のWindowsロゴを右クリック
- 「電源オプション」をクリック
- 「電源とスリープ」をクリックし”スリープ”の項目で”次の時間が経過後、PCをスリープ状態にする”の欄で、「なし」を選択
<画像付きで詳しく解説>
1.画面左下のWindowsロゴを右クリック
2.「電源オプション」をクリック
3.「電源とスリープ」をクリックし”スリープ”の項目で”次の時間が経過後、PCをスリープ状態にする”の欄で、「なし」を選択
※4.ノートPCの場合は2か所あり
コントロールパネルで設定
電源オプションの他にも、コントロールパネルにもスリープ設定が存在します。
コントロールパネルから設定する方法は以下の通りです。
- 画面左下のWindowsロゴをクリック
- W欄の「Windowsシステムツール」をクリック
- 「コントロールパネル」をクリック
- コントロールパネルから「システムとセキュリティ」をクリック
- “コンピュータがスリープ状態になる時間を変更”をクリック
- プラン設定の編集画面で”コンピュータをスリープ状態にする”の欄から「適用しない」を選択する
- 「変更の保存」をクリック
<画像付きで詳しく以下に説明>
1.画面左下のWindowsロゴをクリック
2.W欄の「Windowsシステムツール」をクリック
3.「コントロールパネル」をクリック
4.コントロールパネルから「システムとセキュリティ」をクリック
5.”コンピュータがスリープ状態になる時間を変更”をクリック
6.プラン設定の編集画面で”コンピュータをスリープ状態にする”の欄から「適用しない」を選択する
7.「変更の保存」をクリックで完了!
PCスリープ無効でも消えるのは休止状態かも?
上で紹介した手順の通り、スリープにならないようにしたはずが、それでもしばらくしたら画面が消えてしまう!
これはスリープではなく、「休止状態」になっている可能性が高いです。
そこで、休止状態になるのを無効にする方法をご紹介します!
PCの休止を無効にする方法
PCが勝手に休止状態になるのを無効にする手順は以下の通りです。
- 画面左下のスタートメニューを右クリック
- 電源オプションを選択
- 電源の追加設定を選択
- プラン設定の変更を選択
- 詳細な電源設定の変更を選択
- 「スリープ」の左の̟⊞を押して項目を展開
- “次の時間が経過後スリープする”と”次の時間が経過後休止状態にする”の「設定」をそれぞれ「なし」にする
<画像付き詳細手順>
1.画面左下のスタートメニューを右クリック
2.電源オプションを選択
3.電源の追加設定を選択
4.プラン設定の変更を選択
5.詳細な電源設定の変更を選択
6.「スリープ」の左の̟⊞を押して項目を展開
7.”次の時間が経過後スリープする”、”次の時間が経過後休止状態にする”の「設定」をそれぞれ「なし」にする
これで時間経過で休止状態になるのを阻止できます。
PCの休止とスリープ(スタンバイ)の違い
そもそもPCの休止状態とスリープ(スタンバイ)は何が違うのでしょうか?
PCの見た目は、どちらも画面が消えていて動いていない状態なので、同じに見えます。
ですが、厳密には中身の動きが少し違いますので説明しておきましょう。
スリープ(スタンバイ)の特徴
スリープの特徴は次の通りです。
- 起動しているデータをメモリに保存して電源を止めている状態
- スリープから起動までの時間が早い
- 再度起動するにはマウスやキーを操作(どれでもOK)
- スリープ状態で電源が切れると起動していたデータは消える
- メモリへの通電は必要なので休止状態より電気代がかかる
ちょっと席を外したり数分PCに触らないときなどはスリープがよいかもしれません。
休止状態の特徴
休止状態の特徴は次の通りです。
- 起動しているデータをハードディスクに保存して電源を止めている状態
- 休止状態から起動までやや時間がかかる
- 再度起動するには電源ボタンを押す
- 休止状態で電源が切れても起動していたデータは消えない
- メモリへの通電が不要のためスリープより電気代がかからない
スリープと大きく異なるのは、データがちゃんと保存されるという点ですね。
何かの拍子にPCがシャットダウンしてしまって作業途中のデータが消えてしまう心配があるときは、休止状態がよさそうです。
スリープと休止状態の違いまとめ
PCが電力消費量が最も大きいのは、起動・シャットダウンを行う時です。
マイクロソフトの調査によると、作業の中断する時間が90分以内の場合は、シャットダウンよりもスリープや休止状態にするほうが効率が良いとのことです。
こちらに、スリープと休止状態の特徴と使い分けを一覧にまとめます。
≪スリープと休止状態の特徴・使いわけ≫
スリープ | 休止状態 | |
作業中のデータ | メモリに保存 | ハードディスクに 保存 |
起動スピード | かなり早い | 早い |
起動(復帰)方法 | マウス/キーボード操作 | 電源ボタン |
スリープ/休止中 の電源OFF |
作業中のデータ消去 される |
作業中のデータは 復旧できる |
消費電力 | メモリの通電に必要 | スリープより省電力 |
使い分け | 90分以内に再開する 場合で、作業データ が消えても問題ない ときに有効 |
90分以内に再開する 場合で、作業データ が消えると困るとき に有効 |
私も調べものをしていて、後でまた使おうとしてスリープにしますが、結局そのまま次の日まで使わなかったりしますw
そういう長時間(90分以上)使わないときは、ちゃんとデータを保存してシャットダウンした方が、パソコンを長持ちさせることに繋がりますね^^
PCをスリープさせないツール
上で紹介した方法を全部試してもスリープしてしまう!
若しくは長時間のダウンロードやソフト稼働で放っておくときにスリープさせたくない、なんて時にはスリープにならなくする便利なアプリがあります。
- マウスふるふる
- Caffeinated
マウスふるふる
このアプリは、指定した時間ごとにマウスカーソルをちょこっと動かすことで、スリープにならないようにしてくれるアプリです。
カーソルを動かすと言っても、目に見えないほどほんのわずかに動かすので、実際に作業しているときにもわからない程度のものです。
マウスを動かす(揺らす)間隔は1秒単位で設定でき、最大2147483秒まで設定可能となっております。
視覚的にマウスが動いているのを確認したい場合にも、「揺れが目で見て分かるように、移動距離を極端に大きくする」にチェックを入れると動きがわかるようになります。
マウスカーソルの代わりに、「Shiftキー」を押すように設定することも可能です。
caffeinated
もう一つは、「Caffeinated」(カフェイネイテッド)というアプリです。
Caffein-ated(=カフェイン入り)の意味で、眠気覚まし、つまり眠らない(スリープにならない)という意味合いで付けた名なのでしょう。
ダウンロードして.exeファイルを起動すると、設定画面が現れるので、そこでスリープに入るまでの時間を設定するだけです。
デフォルトで、「Indefinitely」(無期限)になっており、そのままで使えば、スリープにならないようになっています。
そのほか、スリープになるまでの時間として、5分・10分・15分・30分・1時間・3時間・5時間の設定が可能です。
PCでスリープが解除されない原因と対策設定・スリープしない設定方法まとめ
今回はテレワークでPCを使う時にスリープを解除する方法や、スリープにならないようにする設定・アプリを紹介させて頂きました。
- PCでスリープを解除する方法は、①マウス・キーボード操作を行う、②電源ボタンを押す、③外部接続の周辺機器を取りはずしてみる、④再起動する
- PCのスリープを無効にする設定方法は①電源オプションで設定
するか、②コントロールパネルで設定 - PCをスリープさせないツールのオススメは、①「マウスふるふる」、②「Caffeinated」
ちょっと休憩している隙にスリープに入って、いちいちパスワードを入力して解除するのは面倒ですよね。
テレワークの時くらい、少しでもわずらわしさを無くすような使い方をしたいですね。