
4月1日の政府発表により、全世帯に2枚ずつ計1億枚の布製マスクを配布することが決定されました。
≪全家庭に布マスク配布を伝えるyahooニュースの記事≫
【布マスク配布 費用1枚200円】https://t.co/4Stnnweh7K
菅官房長官は会見で、政府が全世帯に2枚ずつ、計1億枚の布製マスクを配布する方針に関して「費用は1枚200円程度」と説明。2枚は「世帯(人数)の基本で計算。子供には別に(学校配布のマスクが)いく」。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) April 2, 2020
新型コロナ感染拡大の影響でマスク不足が深刻化していることに対しての対策ですね。
さて、今回配布されるマスクですが、「布製マスク」とされていますね。
ドラッグストアで購入する使い捨てマスクとは違い、洗えば何度でも使えるといわれています。
とは言っても使い続ければ傷んできますし、布の材質によっても耐久は変わるので、殺菌効果も薄れてくるかもしれません。
この記事では、
- 配布の布マスクのメーカー
- 配布の布マスク生地の材質
- 布マスクの抗菌効果を高める方法
について紹介していきます。
目次
全世帯に2枚配布される布マスクの生地の材質と製造会社
- 配布される布マスクのメーカーは興和株式会社
- 配布される布マスクの生地材質はガーゼ
では早速、政府から配布される布マスクについて、
-
- 配布される布マスクの生地材質
- 配布される布マスクの製造元(メーカー)
を見ていきましょう!
全世帯に2枚配布される布マスクの生地の素材
あまり馴染みはないかもしれませんが、マスクにもいくつか生地の種類があります。
今回配布される布マスクの生地素材は、「ガーゼ」になります。
最近だと洗えるマスクを使う方も増えてきており生地材質の種類を紹介すると、
- ダブルガーゼ
- コットン
- 麻
- ニット
などがあります。
≪ダブルガーゼ生地のマスク≫
≪コットン生地のマスク≫
≪麻生地(リネン)のマスク≫
≪ニット生地のマスク≫
この中で今回私たちの家庭に配られるのは、「ガーゼ」生地のマスクになります。


どうしてガーゼなのに繰り返し使えるのでしょうか?
実は同じガーゼでも使い捨てと繰り返し用では作りも用途も全然違うんです!
使い捨てガーゼマスクの作りと用途
使い捨て用マスクのガーゼは、「不織布(ふしょくふ)」といって、ガーゼ生地を折ったり縫ったりせずに接着して作られています。
そしてその不織布の間にフィルターを入れたものが使い捨てマスクになります。
用途としては、風邪や花粉の予防に使われます。
ウイルスや細菌をカットするフィルターがあるので、花粉や飛沫・ウイルスといったものをシャットアウトする性能が高いのです。
とは言ってもフィルターがあるから完全にシャットアウトできるというわけではなく、どうしても隙間はできるのでそこから入り込んでくることも十分あります。
最近TVでもお医者様が、マスクは予防効果が薄いということを言われているので過度なウイルス予防効果は期待すべきではないでしょう。
不織布マスクはあくまで、
- 感染者の方が他人に移さない為
- 症状の出ない無自覚感染者が他人に移さない為
だと思ってください。
繰り返し使えるガーゼマスクの作りと用途
では繰り返し使えるタイプのガーゼマスクはどうなっているのでしょう。
ガーゼマスクの場合、12~18枚程度のものを合わせて縫製されたものがそれにあたります。
使い捨てタイプと用途はどう違うのか?
ガーゼマスクの場合はフィルターが無いため目が粗く、隙間を通れるサイズのものなら簡単に通してしまいます。
そのため花粉やウイルスの防止には向きませんが、保温性能は高いので、防寒の用途で使うお年寄りや不織布よりも馴染みが深いという理由で使われることが多いのです。
また、不織布には化学製品が使われているため、体質によっては肌に悪影響がある方も中にはいらっしゃいます。
そういった方も不織布でなく綿100%のガーゼマスクをあえて使うという場合もあります。
コロナ対策で配布されるガーゼマスクの目的としては、保温・保湿効果による口内の乾燥を防ぐ役割が大きいと考えます。
外部からのウイルス防御はあまり期待できないですが、口内の保湿によって口の粘膜を守り、結果免疫力向上につながるといったところでしょうか。
全世帯に2枚配布される布マスクのメーカー
ではこの布マスク、いったいどこの会社が作るものなんでしょうか。
こちらを注目してみましょう!
興和株式会社(本社:愛知県名古屋市、社長:三輪芳弘)は、国からの要請のもと、広く海外に展開している繊維事業の経験を活かし、国内と海外の生産協力工場を活用した「ガーゼマスク」の取り扱いを推進してまいります。3 月には 1,500 万枚規模、4 月には
5,000 万枚規模の生産を目指し、日本国内に供給してまいります。
<出典:興和株式会社 プレスリリースより>
これを見ると、「国から要請された」「ガーゼマスク」というワードが見られます。
おそらくこちらの興和株式会社さんのガーゼマスクが、今回配布されることになる布マスクということになると思われます。
このプレスリリースは3月5日の時点で公開されたものです。
3月末には1500万枚、4月末までに5000万枚規模の生産をされるということで、4月からの配布にもタイミング的に合致しそうです。
日本全体で約5400万世帯あるので、1世帯当たり2枚の配布で計算すると1億800万枚必要になります。
そのほか、子供には学校から配布されるマスクが渡るということなので、プラスで児童の人数分必要となるのでしょう。
児童の人数は小中高合わせて1200万人ほどいるので、1人1枚ずつ配られるとして全部合わせると約1億2000万枚必要ということになります。
政府からは、4月13日の週より順次感染者の多い県に優先で配布が始まるということなので、全員に行きわたるのに2、3か月ほどのズレがでてくると考えられます。
優先順位としてはやはり東京都からになっており、世田谷区・港区から順次配布が始まっています。
布マスクの抗菌効果を高める方法
布マスクの抗菌効果を高めるには抗菌マスクケース、抗菌スプレーが有効です。
それでは一つずつ紹介していきましょう!
新型コロナウイルスから少しでも身を守るため、日ごろ使用する布マスク自体の抗菌効果を向上させたいところです。
その方法は大きく分けて、
- 抗菌マスクケースを使う
- マスク用抗菌スプレーを使う
の2種類があります。
抗菌マスクケースの効果と使い方
マスクは1日中使いますが、ずっと装着し続けているわけではありません。
食事の時は外すし、洗顔や歯磨きもそう、運動の時も外すことがあります。
外したマスクをその辺に置いておくと、埃が付いたり水や汚れの付着によってマスクに付いた菌が繁殖する恐れがあります。
そんな時のために、一時的にマスクをしまっておく、「マスクケース」があります。
中でも抗菌作用のあるものがオススメです!
≪不織布マスクおまけ付き 制菌抗菌防臭性バイオライナー マスクケース≫
こちらは抗菌防臭機能のついたナイロン製のマスクケースです。
ケースといってもこのように柔らかい材質のものも多く、ポーチのような感覚で使うことができます。
内側には仕切りがあって、2枚別々に入れておくことができます。
片側には未使用のマスクを、もう片方には使用中のマスクを一時的にしまう、という使い方ができます。
使用中のマスクでも、このケースに入れておくことで高レベルの抗菌防臭できるんです!
何気に不織布マスクが1枚オマケで付いてくるのもポイントです♪
≪抗菌マスクケース鏡付きタイプ≫
こちらも抗菌素材を使ったマスクケースで、ハードタイプのものです。
長財布に近い感じの2つ折りで、収納が3か所あります。
開いた状態で左右に1枚ずつマスクが収納でき、左側にはもう1か所ポケットティッシュなどをしまう場所があります。
右側には「割れない特殊鏡」が付いており、マスクを着けたときのメイクチェックなどができる優れモノです!
こういったマスクケースをうまく利用してマスクの衛生を維持してみましょう!
マスク用抗菌スプレーの効果と使い方
マスクケースのほかに、マスクに直接吹き付けて抗菌・除菌効果を得るスプレーもあります。
≪ウイルス除去 イオン除菌スプレー3本セット≫
マスクに1,2回吹き付けるだけで抗ウイルス・抗菌効果を発揮するスプレーです。
成分についても、人体に無害な暗所イオン触媒を使っており、食塩よりも安全と言われ口に入っても大丈夫なんです。
お子さんにも安心して使えますね♪
更にこのスプレーには消臭分解効果もあり、長時間使用した場合の嫌な臭いにも効果があります。
マスクをしながらくしゃみをした直後とか、嫌な臭いがしたことがある人は多いのではないでしょうか。
こういった場合にもスプレーを使っておけば臭いを我慢して使うこともなくなりますね^^
≪抗菌消臭天然アロマスプレー アロマスター≫
こちらも抗菌消臭効果のあるスプレーですが、人気の香りをアロマスプレーにしたものです。
出かける前にマスクにひと吹きすることで抗菌効果とアロマが1日続きます。
人との接触がほとんどない日や、気分を変えて変わった香りを楽しみたい場合に使ってみるといいでしょう♪
香りも「シトラスカクテル」、「ファンシーベルガモット」、「アンチウイルス」と3種類あるのでその日によって使い分けができます。
※「アンチウイルス」は感染予防や消臭効果があるようです。
マスク以外にも居間で使って気分転換したり、玄関に香を持たせたり、寝室でのリラックス効果などいろんな場面で使えるのでオススメです(^-^)
配布される布マスクのメーカー・生地素材と抗菌効果高める方法まとめ
ここまでで全世帯に4月13日の週以降配布される布マスクについてメーカーと生地素材、抗菌効果を高める方法について紹介させて頂きました。
- 配布される布マスクのメーカーは興和株式会社と思われる
- 配布される布マスクの生地材質はガーゼ
- 配布される布マスクの抗菌効果を高めるには抗菌マスクケース、抗菌スプレーが有効
マスク不足の世の中、せっかくタダでもらえるマスクなのでうまく使ってコロナに負けないようにしましょう!