こんにちは。
2019年10月から消費税増税に伴い、食料品を中心に軽減税率が導入されることとなりましたね。
そこで一つ疑問が。。
「重曹って軽減税率の対象になるの?」
そうです、重曹は掃除用品でもあるし食料品とも言えるんです。
重曹はコンロの汚れのお掃除や下駄箱の消臭、入浴剤などにも使用できる便利なアイテムですが、それ以外にも料理にも使われることがあります。
パンの材料であるベーキングパウダー(ふくらし粉)や肉を柔らかくするのに使ったり、炭酸水を作ったりするのに活用されます。
ここでは、重曹は軽減税率が適用されるか?食用と掃除用の重曹で消費税に違いがあるかどうかも調査し、種類別のおすすめをご紹介します!
食料品でも軽減税率の適用される場合とされない場合をまとめた記事をコチラで紹介していますので是非確認してみて下さい!
まずは重曹の消費税についてみてみましょう。
食用重曹と工業用(掃除用)重曹は消費税が異なるか?
先に結論から言ってしまうと、重曹は食用でも工業用であっても商品名が「重曹」として販売されていれば食料品として扱われ軽減税率の対象となります。
よって消費税は8%!
ではなぜ人括りで工業用の重曹も食料品として扱われるのか?
それは重曹の用途は購入者が決めるものであって、重曹という品名で販売されていれば食用であっても工業用であっても”食料品”として扱える、という考えがあるからです。
製品の販売者は最終的な用途を限定することができないのです。
例えば重曹を水で溶かしたものをスプレーで販売して、商品名が「洗剤」となっていたらそれは重曹ではなく洗剤であり食料品ではなくなります。
この場合は税率は10%となり、軽減税率は適用されません。
また、重曹とクエン酸を冷水で溶かしたものを「炭酸水」として販売していれば、それは食料品であり軽減税率が適用されるので8%の税率となります。
そのほか、重曹を使った商品でもパッケージに「医薬品」との表示がされたものであれば軽減税率はすべて対象外となり、こちらも税率10%となっています。※のちほど商品例を紹介します。
用途別重曹の種類とおすすめ商品
先ほど話したように、重曹には用途によって種類があります。
- 医薬品用
- 食品用
- 工業用
医薬品用
商品名は「炭酸水素ナトリウム」と販売されているものが多いですが、重曹の正式名称です。医薬品の場合は重曹といえど軽減税率が適用されません。(残念)
医薬品用なので、薬局やドラッグストアには大抵置いてあります。
3種類の重曹の中では価格が最も高いですが、その分品質が良いのです。
医薬品用の重曹は粒がサラサラとして細かく純度が高いという特徴があります。
用途としては主に、胸やけ・吐き気、胃もたれといった症状を抑えることに使用されます。
パッケージには「第3類医薬品」と記載があるものです。
下の商品は製薬会社が販売している重曹で、胸やけ・胃もたれに効果のあるお薬です。
<商品例>
食用
食用の重曹はその名の通り「食べても大丈夫」な重曹です。
医薬品と比べると少し金額は安くなり、純度もやや低く粒の形状も多少粗くなります。
用途としては主に、パン・ケーキの材料となるベーキングパウダーや、野菜のあく抜き、肉を柔らかくすることなどに使用されます。
パッケージには「食品添加物」や「食品用」、「タンサン」などと記載があるものです。
そのほか、「お料理」や「天然」、中には「Baking Soda」と書いてあるものも食用にあたります。
掃除用と間違えて購入しないように気を付けましょう。
※掃除用は食用としては使えませんが、食用をお掃除に使うことはできます。
<商品例>
コチラは食用としても掃除にも使える重曹です。 |
私の場合、クエン酸と重曹を混ぜて手作り炭酸水を作って飲んでいます。
この組み合わせで炭酸水を作ると、1杯(500ml)あたりなんと「2円」で作れてしまうんです! |
こういったことも、増税対策の知恵として使えますね^^
工業(掃除)用
3種類の中で最も¥価格が安く、その分純度が低く形状は更に粗くなります。
掃除などに使える品質であればよいので、食用としては使用できないものとなります。
用途としては、掃除・洗濯・匂い取りなどに使えます。
パッケージには特に表記がないものが工業用にあたります。
<商品例>
重曹は洗剤としても使うことができ、洗剤よりも人体に対して安全と言われているため注目が集まっています。 |
まとめ
ここまでで重曹の用途別消費税と商品例を紹介しました。
- 重曹には「医薬品用」/「食用」/「工業用」の3種類ある
- 重曹はどの種類でも軽減税率の対象であり消費税は8%!
重曹は増税対象から逃れましたが、そのほかの飲食物でも購入時のケースで税率が変わってしまう場合がありますので、トラブルにならないためにも頭に入れておいた方がいいですね。
食料品でも軽減税率の適用される場合とされない場合をまとめた記事をコチラで紹介していますので是非確認してみて下さい!