
観光復興のカンフル剤として投入された「GoToトラベルキャンペーン」ですが、札幌・大阪の感染拡大を受けて、一部でキャンペーン停止の動きが加速しています。
急遽、2020年12月28日~2021年1月11日まで、全国一斉にGoToトラベルの一時停止が決定しました!<2020/12/14現在>
≪GoToトラベルの予約キャンセル料の個人負担なしを伝えるyahoo!ニュース>
【GoTo取消料 個人負担なしへ】https://t.co/mlIGCuUHk3
加藤官房長官は会見で、「GoToトラベル」の一時停止に関し、「キャンセル料は利用者に負担がかからないようにする」と説明。また、「キャンセルによって影響を受けた宿泊事業者に対し、旅行代金の35%相当額を(国が)負担する」と述べた。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) November 24, 2020
GoToの割引対象外となるのは、目的地が札幌・大阪になる場合です。
出発地がその2か所となる場合は除外されないみたいです。。(なぜ)
新たに旅行を予約した場合と、既に予約した場合も両方とも、GoToトラベルの割引対象から外されるので、予約されている方はチェックしてください。
まぁ…、こんだけ移動しまくれば感染拡大は当然ですけど。。(-_-;
旅行の予約をしてしまった方はお気の毒です><
割引がないなら、かなりの方がキャンセルすることになりそうですね。
ではキャンセルする場合のキャンセル料はいくらかかるのでしょう?
地域振興クーポンの扱いなども含めて説明しておきたいと思います。
- 【gotoトラベル】キャンセル料金の補償
- 【gotoトラベル】キャンセルする場合の地域共通クーポン割引分はどうなる?
目次
【gotoトラベル】キャンセル料金の補償
まずキャンセル料について、解約の際は金額のペナルティは発生しません。
利用者側としては、100%返金して貰えることになりそうです。
詳細は発表されていませんので、もしかしたら「宿泊の〇日前まで」とかいう条件はあるかもしれません。<※11月24日時点>
通常、GoToトラベルキャンペーンを使った宿泊予約のキャンセルには、割引前の金額をベースに取消料がかかります。
ですが今回は急な政策判断ということもあって、利用者へのキャンセル料負担は無しにして、その分国が支払います、という形になるということですね。
ではキャンセル料が免除される対象はどういった場合でしょうか。
対象の旅行者の条件と、払い戻しの手続きについても紹介します。
- GoToキャンセル料免除となる期間はいつからいつまで?
- GoToキャンセル料免除となる旅行の条件は?
- 旅行代理店(JTB/HIS/じゃらん)で予約した場合の払い戻し(キャンセル)手続き
- 旅行サイトでWEB予約した場合の払い戻し(キャンセル)手続き
GoToキャンセル料免除となる期間はいつからいつまで?
GoToキャンペーンの旅行予約のキャンセル料が免除されるのは、11月24日~12月3日23:59までの間に取消手続きを完了させたものだけです。
キャンセルのタイミングの他にも、予約した旅行の条件によってできるものとできないものに分かれます。
キャンセル料が免除となる旅行の条件も以下にまとめます。
GoToキャンセル料免除となる旅行の条件は?
GoToキャンペーンの旅行予約のキャンセル料が免除されるには、以下の条件にも当てはまっている必要があります。
- GoToトラベルキャンペーンの割引適用の予約であること
- 目的地が札幌・大阪のいずれかを含んでいる旅行
- 11月23日23:59までに予約されたもの
- 11月24日~12月14日23:59までの間に出発する旅行であること
結構細かいですね。
分かりやすく図にしてみました。
≪GoToキャンペーンの旅行キャンセル料免除となる条件≫
GoToの一時停止期間は約3週間で、キャンセルしたい方は12月3日までに済ませる必要があります。
この間、札幌や大阪に向かう旅行でキャンセルしない方は正規料金で行くことになりますね。
また、
現在goto適用一時停止が確定している地域は、「感染ステージ3」相当である大阪と札幌となっていますが、他にも対象となる可能性があります。
現時点でステージ3と判断されそうなのがこれらの地域です。
- 埼玉
- 千葉
- 東京
- 愛知
- 京都
- 兵庫
- 沖縄
「ステージ3相当」という曖昧な表現なので、政府若しくは県知事の判断により、今後goto一時停止対象となりえる可能性もあります。
旅行代理店(JTB/HIS/じゃらん)予約・コンビニ決済の場合の払い戻し(キャンセル)手続き
旅行代理店(JTB/HIS/じゃらん等)で予約してお金を払った場合は以下の方法で払い戻しをします。
- 手続きをした旅行代理店で直接払い戻しをする
- 予約した旅行代理店に電話でキャンセルを伝える
- 予約した旅行会社のサイトに行きキャンセルフォームから取消→払い戻しの手続きをする
旅行サイトでWEB予約した場合の払い戻し(キャンセル)手続き
WEBでクレジットカード決済などされた場合は、予約したサイト内でキャンセル手続きをします。
返金はクレジットカード会社を通して行われるため、払い戻しには通常1~2か月程度かかってしまうことが想定されます。
【gotoトラベル】キャンセルする場合の地域共通クーポン割引分はどうなる?
結論から言うと、キャンセルすれば地域共通クーポンは発行されないのでそもそも使うことはできません。
GoToトラベルキャンペーンには、旅行代金の割引35%の他に、別途15%相当額のクーポン券が貰えることになっています。
ではキャンセルした場合、この地域共通クーポンの扱いはどうなるのでしょうか?
地域共通クーポンは紙と電子の2種類あります。
宿に到着したときに受け取る紙クーポンなら、キャンセルした場合どちらにしても受け取れないので問題ありません。
ですが電子クーポンの場合は、予約したあとにWEB上で受け取れるので、キャンセル前に受け取ったら使えてしまう可能性もあるかもしれません。
ただ、電子クーポンはチェックイン当日の午後3時以降にならないと発行されないそうなので、事前キャンセルの場合どっちにしても使えなさそうですね。(^_^;)
当日のドタキャンでは、さすがにキャンセル料免除にはならなそうだし。。
とはいっても、何かの間違いでキャンセル前に受け取ってしまうこともあるかもしれません。
もしもキャンセル前に地域共通クーポンを受け取ることができてしまっても、必ず配布された業者に返却しましょう。
≪地域共通クーポンに関する注意事項≫
<出典:GoToトラベルキャンペーン公式サイト>
以前もこの地域共通クーポンを不正に所得する事件が起こっており、問題となっています。
≪GoToトラベルの電子クーポン不正取得事件を伝えるライブドアニュース≫
【問題視】GoToトラベルの不正疑惑、赤羽国交相「警察と連携して対応」https://t.co/Mr7ZhyMGf4
宿泊予約を無断キャンセルして電子クーポンを不正に取得している疑惑が問題に。赤羽国交相は「断じて許されるものではない」と述べた。 pic.twitter.com/j6TghTZAi0
— ライブドアニュース (@livedoornews) October 30, 2020
仕組みの穴だらけなのも問題ですが、クーポンの不正取得をしても犯罪ですので気を付けましょう!
【gotoトラベル】キャンセル料金の補償と地域共通クーポン割引分の扱いまとめ
今回はGoToトラベルキャンペーンで札幌・大阪を目的地とする旅行のキャンセル料補償と、地域共通クーポンの取り扱いについて説明させて頂きました。
- 【gotoトラベル】キャンセルする際の補償について、札幌・大阪を目的地とする旅行のキャンセル料は無料
- 【gotoトラベル】キャンセルする場合の地域共通クーポンは貰えないが、キャンセル前に貰えてしまった場合は返却する必要あり
せっかく予定まで組んで楽しみにしてた旅行ですが、まぁ、コロナ怖いからしょうがないんですかね~。
延期など、予定をずらすことができる可能性もあるので、公式発表を待ってみましょう!