魚を調理するのにおすすめの木製まな板を種類別にご紹介!お手入れの方法をポイント別に解説

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木製まな板の写真

みなさんは魚を捌くのにどんな調理道具を使っていますか?

出刃包丁に柳刃包丁、鱗取り・骨抜きなど、魚の調理に特化した道具はさまざまです。

そんな中で、魚の調理に適した「まな板」とはどんなものでしょう。

キッチン用品売り場を見てみると、実にいろんなタイプのまな板が存在しています。

木でできたものやプラスチック製、ガラストップのものやゴム製なんかもあったりします。大きさや形も様々でいったいどれがいいのかわからない!

そんな方の為に今回は魚の調理に適した木製まな板の種類と個人的におすすめのものをご紹介していきたいと思います。

また、木製まな板のお手入れのポイントについてもお話ししていきます。

木製まな板の写真

魚の調理に使う出刃包丁の特徴についてはコチラの記事でもご紹介しています。

出刃包丁はステンレスと鋼のどちらが良い?選び方や特徴を比較しつつ私のオススメも紹介

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魚の調理には木のまな板が最適な6つの理由

まずは、いったいどんなまな板が魚を調理するのに適しているか、というのを説明していきます。

木製のまな板が魚調理に優れている理由は下記の通りです。

  • 刃を傷つけない柔らかい材質
  • まな板表面の切り傷の復元性
  • 抗菌性が高い
  • 刃当たりが良くまな板の表面で刃が滑らない
  • まな板自体が滑ったり動いたりしずらくしっかりしている
  • 材料(魚)が表面で滑らず安定する適度な摩擦を持っている

まな板の種類は主にプラスチック製・木製に分けられます。最近では強化ガラスを使ったものなんかもありますが、それらと比較して木製が適しているというのを項目ごとに詳しく見ていきます。

刃を傷つけない柔らかい材質

魚を捌く場合、それに特化した出刃包丁や柳刃包丁を使いますが、切れ味のよい鋼でできたものを使う場合が多いです。

鋼は切れ味が良い反面ステンレスなどに比べて刃欠けや刃こぼれがしやすいという欠点があります。そういったものを硬いまな板で使用した場合、刃が傷みやすいのです。

そういった部分を考慮すると、ガラスやプラスチックより柔らかい木のまな板が適しているといえます。

まな板表面の切り傷の復元性

まな板を使っていると表面には包丁の切り傷ができていきます。

これが深く多くなっていくほど表面の平坦性がなくなっていき、菌が繁殖しやすくなってしまいます。

人工物であるガラスやプラスチックは傷が入ると元に戻ることはありませんが、木の場合は復元する力があるのです。

まるで生きているように、木の場合は時間とともに付いた傷が塞がるという性質があります。

抗菌性が高い

  • ガラストップが最も抗菌性が高い
  • プラスチック製は抗菌コートを施したものが多く木製と同等
  • 木製は元々抗菌作用を持つ材質であるヒノキやイチョウ、朴(ほお)、柳(やなぎ)などが適している

抗菌性を比較するとこのような結果になりますが、使っているうちに当然表面に消えないキズやシミが着いていきます。こうなってくるといくら抗菌コートや抗菌作用があっても菌は繁殖してしまいます。

結局は日々のお手入れが大事で、どのまな板でも使用後のケアは必要といえます。抗菌性はあるに越したことがない、程度に考えるのがよいかもしれません。

刃あたりが良くまな板の表面で刃が滑らない

まな板の表面で包丁の刃を柔らかく受け止めて滑らないものが使いやすいとされます。

ガラストップやプラスチックのまな板では、切れ味のよい包丁ほどまな板の表面で滑ってしまいうまく切れなくなります。対して木は刃を柔らかく受け止めて滑りにくい性質を持ちます。

まな板自体が滑ったり動いたりしずらくしっかりしている

軽いまな板や表面が滑りやすいものだと、調理している最中に手元が狂いやすくとても危険です。

まな板自体が滑りずらく動きにくい、ある程度重みのあるものが良いといえます。

ガラスやプラスチックはもともと滑りやすいことに加え、水が付くと表面張力によって更に動きやすくなってしまいますが、木のまな板だと表面の摩擦力がある程度あり水も吸収するので滑りにくくなっています。

材料(魚)が表面で滑らず安定する適度な摩擦を持っている

食材の安定性も重要です。調理中にまな板の表面で魚がつるつる滑ったりコロコロと向きを変えるようでは調理がしずらくてしょうがありません。

表面の材質も、ある程度の摩擦を持ったものの方が扱いやすいといえます。

この点についても木が適している理由になります。

木製まな板の特徴を材質別にご紹介!

一口に木製といっても、まな板に使われている素材は様々なものがあります。

まな板御三家」などと呼ばれ、昔からまな板に適しているといわれる木の材料が「柳(ヤナギ)」「銀杏(イチョウ)」「朴(ホオ)」です。

これらも含めて、どの木がどういった性質を持つのか、代表的な材質とも見比べながら調理の観点で見ていきます。

【柳(ヤナギ)】

抗菌作用があり、弾力性・柔軟性・耐久性どれをとってもまな板として最適といわれるものです。
値段は張りますが良いものを使いたい場合、「ねこ柳」のまな板が最良とされています。
柳のまな板はイチョウと比べて約3倍の価格となっています。

【銀杏(イチョウ)】

油の成分を含んでいるため水はけが良く、柔らかく復元力があり刃当たりがよい。
抗菌性が高く、材質が均一なので表面の見栄えも良いです。
昔からまな板に最適といわれてきた素材で板前さんに最も人気のあるまな板となっています。
イチョウの成分である「フラボノイド」が含まれているため臭いが残りにくいのも特徴の一つです。

【朴(ホオ)】

水気に強く水切れがよいとされ、抗菌作用もあります。
材質としては比重が高く適度な硬さがあり価格も手ごろなものが多くなっています。
ホオは油分が多く、包丁が錆びるのを防ぐ効果も期待できるため、鋼の包丁と相性がよいといえます。
ただし硬めの材質であるせいか、表面に付いた刃傷が元に戻りずらく菌が繁殖しやすいため、こまめな手入れが必要となります。

【檜(ヒノキ)】

耐水性・抗菌作用があり手入れが簡単で雑菌の繁殖を抑えた管理がしやすいものとなります。

乾燥にも強く水切れもよい特徴をもつ。

刃当たりも柔らかいので包丁に優しい、まな板で人気の材質のひとつです。

ヒノキは香が強く、生臭さを抑える効果も期待できますが人によっては食材ににおいが移らないか気になることがあります。

また、ヒノキアレルギー持ちの方は、まな板でも反応が出てしまうので注意が必要です。

【檜葉(ヒバ)】

自然の抗菌剤、「ヒノキチオール」を多く含んでおり、殺菌効果が高いのが特徴です。

菌に強い分手入れがしやすい。近年注目が集まる素材です。

硬い材質ですが包丁あたりがよい。耐水性も高く腐食しずらいため、食材を扱う上での衛生面に定評があります。

※ヒノキチオールは他の木にはあまり含まれていない檜葉特有の成分といえます。

【桐(キリ)】

水はけが良く他の素材と比べてダントツに軽いのが特徴です。

ただし素材が柔らかいためきずが付きやすく、出刃包丁などで固い材料を切る作業には向いていません。

野菜などをステンレス包丁で切る場合などに関して言えば、多少傷ついても復元力が高いので使いやすいといえます。

【榧(かや)】

やや硬めの材質ながら弾力性が高いので刃当たりがよく復元力も高いのが特徴です。
また、水気や湿気に強く水切れがよいとされていますが、抗菌成分は含まれていないので菌が繁殖しないようこまめな手入れが重要となります。

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流通量は少なめとなります。

個人的におすすめの魚調理に適した木製まな板は「銀杏(イチョウ)」

個人的にオススメしたいまな板の素材は、やはり「イチョウ」のまな板です。

刃当たりや復元力、水切れの良さなどは先ほど説明した通りで他の材質でも同等のものがありますが、特に良いと感じたポイントとして、見た目と臭いが残りにくいという点です。

イチョウは表面の模様が均一で見栄えがよく、傷が入った場合に見分けがつきやすく手入れがしやすいと思います。

また、私は魚など臭いが付きやすい食材を扱うので、まな板に臭いが残りにくいというのが良いと感じてます。

あとは重さと安定感もある程度欲しいので、少し厚めの板を選んでいます。

木製まな板のお手入れ方法のポイント

ここまでで木製まな板の特徴を紹介してきましたが、実際使っていくとプラスチックのまな板よりお手入れが大変な部分もあります。実は知らずにやってはいけないお手入れの方法をやってしまっている方も多いのではないでしょうか。

こちらでは、木製まな板の使い方・洗い方・保管方法とカビ対策までを詳しくご紹介しておきましょう。

【木製まな板を使う前にやること】

まな板を使う前には、一度表面を水で濡らしてから使うようにしましょう。

そうすることで食材の臭いやシミが付きにくくなります。

濡らすときは片側だけでなく反対側も濡らしておくことでまな板が反るのを防ぎます。

【木製まな板の洗い方】

  1. たわしで水洗い
  2. 臭い残りのチェック
  3. 熱湯をかける
  4. 水気をふき取る

1.たわしで水洗い

使い終わったらまずはたわしでごしごし水洗いします。魚を捌いた後なんかは臭いも付いているので、塩をまぶしてこするといいでしょう。

注意するのは、最初にお湯で洗わないことです!

お湯で洗うと表面に付いた食材のたんぱく質が熱で固まって汚れが落ちなくなるためです。

まずは水洗いするというのを心がけましょう。

表面に油汚れがある場合は少しだけ洗剤をつけて洗います。

2.臭い残りのチェック

水洗い後、臭いが残っていないかをチェックして、残っている場合は念入りに洗い直しましょう。

3.熱湯をかける

汚れも臭いも取れたら、仕上げに90℃の熱湯を両面にかけ流します。

こうすることで十分な消毒効果があり乾燥も早いので、菌の繁殖を最小限に抑えることができます!

4.水気をふき取る

熱湯によってまな板が反る場合があるので、かけた後はすぐふき取るようにしましょう。

大して汚れていない場合は熱湯は必要なく、簡単な水洗いだけでOKです!水洗いだけの場合も表面の水気をきちんとふき取っておけば大丈夫です。

洗ってそのまま立てかけるだけの自然乾燥はNGです!

水が残った湿った状態は菌が繁殖する温床になるので、洗った後は必ずふき取ることです。

【木製まな板の保管方法】

木製のまな板は、日陰で風通しのよい場所で保管します。

日が当たる場所だと反りの原因になりますし、湿度の高い場所ではカビの原因になります。

【カビが発生した場合の対策】

しばらく使っていると、表面に黒ずみ(=カビ)やシミができることがあります。

普通に洗っても取れないことが多いので、対策を紹介します。

まずやってはいけないのが、木製のまな板を漂白剤に浸けるのはNGです!

塩素系漂白剤を使うと、木のまな板は変質することがあるからです。

黒ずみが出た場合、重曹を使ってみましょう。

大匙1程度の量をまな板につけてたわしで汚れ部分をゴシゴシこすります。

傷の内部に入った黒ずみも、重曹が入り込んで落としてくれることがあるので効果的です!

それでも落ちなかった場合、汚れの部分を削り落とします。

鉋(かんな)を使って黒ずみ部分を削りとるのが理想的ですが、一般家庭では持っていない方の方が多いと思いますので、その場合はサンドペーパーで表面を削り落とすという方法もあります。

若しくはまな板専用のやすり、「まな板削り」というものもありますのでそちらを使ってみると良いでしょう。

(400円程度で買えます)

購入したお店によっては無料でまな板の削り直しをしてくれるところもあるそうです。

まとめ

今回は、魚を調理するのに木製のまな板が適している理由と、木の材質ごとの特徴をご紹介してみました。

魚の調理に木のまな板が最適な理由

  • 刃を傷つけない柔らかい性質をもっている
  • 抗菌性が高い
  • 刃当たりが良く板の表面で刃が滑らない性質をもっている
  • まな板自体が滑って動きずらくしっかりした性質をもっている
  • 材料(魚)が表面で滑らず安定する適度な摩擦を持っている

木製まな板のお手入れ方法

  • まな板を使う前には水で濡らすこと
  • 洗う時は、①たわしで水洗い、②臭いチェック、③熱湯で消毒、④水気を拭く
  • 保管場所は日陰で風通しの良い場所に
  • カビが発生した場合は漂白剤を使わず重曹でこする。取れない場合は鉋などで削りとる

木製まな板の材質ごとの特徴

魚の調理で木のまな板を選ぶ最たる理由は、この適度な硬さと柔らかさを持っている点に尽きます。

木製であることからどれも包丁に対して柔らかい刃当たりであるということが言えますが、木の種類ごとにその硬さが違っているようです。例えば「朴(ホオ)」は他と比べて硬く傷が付きにくいですが、その分傷の復元力が低くなっています。それに対して「桐」は柔らかめにできており傷の復元が良いのですが、その分大きな傷が付きやすく固い材料の調理には向いていません。

木の材質によって変わるその感触の違いは、人によって好みがそれぞれ分かれるところでしょう。

試してみる機会があれば、上で紹介した内容を参考にご自分にあった木のまな板を探してみてはいかがでしょうか。

道具が変わると料理も楽しくなります♪

魚の調理に使う出刃包丁の特徴についてはコチラの記事でもご紹介しています。

出刃包丁はステンレスと鋼のどちらが良い?選び方や特徴を比較しつつ私のオススメも紹介

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