【リュカ事件】小説版『ドラクエ5』作者の久美沙織が提訴した内容まとめ!経緯と理由も

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8月2日より、3DCGの映画

ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(DRAGON QUEST YOUR STORY)』

が公開されました!

本作はゲーム「ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁」をベースに作られたもので、ゲーム発売当時、私も夢中でスーパーファミコンでドラクエⅤをプレイしたものです(*´~`*)

あれはゲームの内容ももちろんストーリーが良かったので印象に残っており、今回の映画も楽しみにしてました。

 

ところが!

 

そんな映画公開に際して、同じドラクエⅤを題材とした
小説『ドラゴンクエストⅤ』の原作者である久美沙織さん
が映画製作委員会を訴えるという事件が起こりました。

私自身、小説を読んだことがあり、久美沙織さんが起こしたという訴訟が
非常に気になるところでした。

それでは、

訴えの内容って何なの?
どういう経緯で提訴に至ったのか?

今回はこの疑問について小説版『ドラクエ5』の原作者である久美沙織さんが起こした提訴の内容(ここでは【リュカ事件】とします)についてわかりやすくまとめてみました!

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小説版『ドラゴンクエストⅤ』の原作者・久美沙織さんが提訴した【リュカ事件】の内容とは?

まずは提訴の詳しい中身については、下記ツイート内のリンクから訴状の抜粋・要旨をテキストファイル(2019「DRAGON QUEST YOUR STORY」製作委員会さまを相手方とする提訴についてのお知らせテキスト.txt)でダウンロードできます。

小説家さんだけあって非常にキレイな文章で書かれていて、
思わず全部読んでしまいました。

堅苦しい訴状の中に
「イオナズン」とか「ベホイミ」
って単語が出てくるのがなんか不思議な感じ…(・_・)

全部読む気がない方のために以下で内容をまとめてみます。

提訴内容を簡単にまとめてみた

久美沙織さんの訴えのポイントをものすごく簡単にまとめると、
「私が考えた小説版主人公の名前が映画で勝手に使われているので訴えた」
というものです。

①映画版の主人公の名前

リュカ・エル・ケル・グランバニア
(愛称:リュカ)

②小説版の主人公の名前 リュケイロム・エル・ケル・グランバニア
(愛称:リュカ)

映画版も小説版も本名はほとんど同じで、愛称(呼び名)はどちらも「リュカ」となっています。

これを見ると流石に、後から作られた映画版の名前は小説から取ったものと考えられてもおかしくありませんね。

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どちらの作品とも大元のベースとなっているゲームの「ドラゴンクエストⅤ天空の花嫁」では、主人公の名前は決められておらず、ゲームのプレイヤー自身が自由につけるものとなっているので、小説で描かれた「リュカ」という名前は小説オリジナルということになります。

提訴に至った経緯・理由は?

本来、別の作品からキャラクターの名前を使用するとなれば普通なら引用先の作者に使用許可を取るのが筋というものですよね?

今回こじれてしまったのは、映画の製作者サイドがこの礼儀を怠ってしまったのが問題なのかと…。

順を追って説明しましょう。
(※2019「DRAGON QUEST YOUR STORY」製作委員会さまを相手方とする提訴についてのお知らせテキスト.txtより引用)

  1. 2019年2月 映画の主人公が「リュカ」になることを知る
    ※この時点では小説から名前を使って貰えるのは名誉なことだと感じる程度
  2. 2019年6月 別件でスクウェア・エニックスから連絡があり、その際2点依頼をする
     ①私が参加する別のイベントで映画の話をするために宣材を提供してほしい
     ②映画公開に合わせて、映画で小説の主人公の名前を使っているのでそのネタ元である私の小説を広報してほしい
     
     ≪スクエニ回答≫
     ①ドラクエを集客に使うのは商業利用にあたるのでNG
     ②映画を小説化したものをよそで出版予定なので紛らわしくなり、その出版社に不快を与えるため不可
  3. スクエニの回答に久美さん疑問
    小説の名前「リュカ」を映画で勝手に使いながら使用元の小説を広報できないのはおかしくないか?
    調べてみると、スクエニ作品のリメイク版「ドラゴンクエストⅤ」の設定が小説から逆輸入されていたり、「CDシアタードラゴンクエスト」の設定が小説版に準拠しているにも関わらず小説作者本人に連絡がないし小説執筆者名がクレジットされていないなど、クリエーターとして礼節を欠く事例が他にも見つかる

  4. スクエニに再考依頼した結果映画プロデューサー市村龍太郎氏から以下対応
    ①「リュカ」名称使用の経緯と事前連絡欠落について説明あり
    ②イベントで映画の話NGを撤回し宣材を提供する
    ③映画試写会への招待
  5. 使用許諾契約についての連絡がないので契約について提案を依頼

  6. 窓口が市村氏⇒映画製作委員会一員の東宝株式会社に移る
    市村氏から旨く話が伝わっておらず、契約についても
    『東宝から提案できない、久美さんから提案すれば検討してもよい』
    といった具合に。
  7. スクエニの代理人弁護士から連絡あり
    『「リュカ」は著作物ではないから許諾も連絡も不要。逆に提訴したら不法行為になる可能性がありますよ?』

経緯はこんな感じですが、久美さんとしては金銭賠償請求はせず、名誉回復という形でまずは連絡もなく使ったことの事実公表とそれについて謝ってほしいということ。事後承諾でもいいので契約しクレジットしてほしいという点です。

まとめ

<提訴内容>

  • 久美沙織原作小説の主人公の名前「リュカ」が映画で無断で使われたこと、注意しても是正されなかったことに対する事実公表と謝罪
  • 「リュカ」の使用許諾契約を締結し、「リュカ提供:久美沙織」とクレジットを表示

「リュカ」が著作物ではないというのは久美さんも認識してますし、法律上そうなのかもしれませんが、小説を知っている人なら誰しもピンときますからねぇ(^_^;)

仮に契約するとなると内容がどうなるかはわかりませんが、使う場合はまず製作者の方に使用許可を取るのはやっぱり必要な礼儀ですよね。

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