歩きスマホ禁止写真

神奈川県の大和市で、全国初となる歩きスマホ禁止条例が制定されます。

大和市の歩きスマホ禁止条例制定を伝えるライブドアニュース

都市部を中心に歩きスマホの危険性は以前から問題視されてきましたが、遂に条例で禁止する街が出てきましたね。

個人的には本当に迷惑だと思っているので条例には大賛成です!

では具体的に条例の内容はどうなっているのか、見ていきましょう。

ここでは、

  • 歩きスマホ禁止条例の条文
  • 歩きスマホ禁止条例の罰則・罰金
  • イヤホン歩きと自転車への適用


歩きスマホ禁止条例の条文

歩きスマホ禁止条例の施行自体は2020年6月1日時点ではまだ先なので、ここではまず条例案の概要を紹介します。

重要な部分のみ抜粋すると、

  • 公共の場所において歩きスマホを行わないようにしなければならない
  • 公共の場所においてスマホ等の操作を行う時は、他の歩行者の通行の妨げにならない場所で、立ち止まった状態で行うようにしなければならない。

我々が守るべき事項についてはこの2項目のみとなっています。

公共の場所」というのは、路上・駅前広場・公園などを指し、そういった場所ではスマホ等の画面を見ながら歩くことを禁止するとされています。

スマホ等」は、スマートフォンの他、ガラケー・タブレット端末なども含まれます。

何かスマホで操作をするときは他人の邪魔にならないところでしましょう、ってことですね。

実は自動車や自転車のスマホ運転、通称「ながらスマホ」については道路交通法違反となっています。

ところが「歩きスマホ」は特に違反の対象となっていないのが現状です。

全国では食事中・歩行中のスマホ利用は4割にも上っており、10~30代では半数以上が行っているという調査結果もあります。

モバイル社会研究所のデータ

大和市でも市内2か所で通行人を調査したところ、約12%が歩きスマホを行っていることがわかっています。

人に迷惑かけないなら別にいいのですが、ご存知の通り歩きスマホのせいで信号無視や他の歩行者との衝突事故、交通事故が絶えません。

こういった背景から、事故を無くそうと大和市では条例で歩きスマホを禁止することにしたんですね。



歩きスマホの罰則と罰金

では実際にスマホを見ながら歩いているところを見つかった場合、どういった罰則があるのでしょうか。

条例案を見ても特に違反者への罰則などは書かれていません。

実は大和市の歩きスマホ禁止条例では、特に罰則も罰金も無いというのが答えです。

実は市民からも、罰則・罰金を設けたほうがよいという意見がありました。

それに対する大和市の回答によると、

  • 歩きスマホが危険な行為であり防止すべきことであると明記し、意識啓発を図ることが重要だと考えている
  • 罰則は設けないが交通安全巡視員等が業務の範囲内で注意指導を行う

と、このように考えているようです。

私としてはちょっと不十分かな、と思ってしまいますね…。

これで歩きスマホをやめる人は元々意識の高い人だけだと思います。

同じ神奈川県の川崎市で、平成18年(2006年)に路上喫煙防止条例を出した例を挙げます。

この路上喫煙防止の条例では、違反者に対して指導・警告を行い、従わない悪質な違反者には罰則や罰金を科することとしています。

私はこの条例が施行されたしばらく後に川崎に住んでいたことがありますが、本当に減ったんだろうか?ってくらい路上喫煙が多いんです。

特に中年男性の路上喫煙割合が多く、近くに人が歩いていてもお構いなしの方が結構いました。

歩きスマホの条例と違って罰則もあるのですが、結局注意された時に「ハイハイ」って流しておけば大丈夫だと思っている人ばかりなのでしょう。

路上で監視員が至るところにいて注意しているのなら一定数効果が期待できますが、実際はそんな人員も確保できないでしょうし、難しいところですね・・。



イヤホン歩きと自転車スマホへの罰則は?

歩きスマホ禁止条例では、スマホを歩きながら見ることが禁止されています。

ではイヤホンをしながらの歩行や自転車のながらスマホはどうなるでしょうか?

大和市の歩きスマホ禁止条例では、

  • イヤホン使用の歩行は禁止にはなっていない
  • 条例では禁止されていないが自転車運転中のスマホ操作は道路交通法違反として6か月以下の懲役または10万円以下の罰金と規定

となっています。

イヤホン歩きも迷惑行為の一つとして認識が広まっています。

近くに車が近づいても気づかなかったり、無意識に狭い道で中央を歩いていて声をかけられても気づかないということがあります。

ですが今回の大和市の歩きスマホ禁止条例では、イヤホン使用のケースについては禁止しないようです。

道路交通法でもイヤホン使用しながらの歩行についてはハッキリとした規定がなく、大和市もまずは歩きスマホから対策していこうという考えのようです。

自転車のながらスマホ運転は道路交通法でハッキリと規定されています。

2019年11月末までは、自転車のスマホ運転の罰則は、5万円以下の罰金でした。

しかし2019年12月1日からは道路交通法が改正となり、罰則は6か月以下の懲役または10万円以下の罰金となりました。

更に交通事故などの危険を及ぼした場合は、1年以下の懲役または30万円以下の罰金となり、危ないので絶対やめましょう。



歩きスマホ禁止条例の条文・罰則・罰金とイヤホン歩き・自転車スマホへの適用まとめ

ここまでで歩きスマホ禁止条例の条文と罰則・罰金、イヤホン歩きと自転車スマホへの適用について紹介しました。

  • 歩きスマホ禁止条例の条文は、公共の場所で歩きスマホを行わないことと操作する時は歩行者の妨げにならない場所で止まって使うことを記載
  • 歩きスマホ禁止条例では罰則も罰金も規定されていない
  • イヤホン歩きは特に自転車への適用

条例の有無によらず、社会のモラルとして歩きスマホはなくしていってほしいと思います。